この記事ではマーケティング活動促進を目的とした動画視聴履歴機能の概要と活用方法についてご紹介します。動画視聴履歴機能概要、機能ご利用前の事前準備、利用シーン等につきましては、「動画視聴履歴機能の活用方法(活用事例1)目次1~3」でご紹介しておりますのでご参照ください。
1.活用の流れ
「動画視聴履歴機能の活用方法(活用事例1)の3-2.活用事例」で記載している活用例2の具体的な活用方法・実装手順について解説します。
図1:活用事例イメージ |
下記の図では、SMPを利用して一度資料請求をしたものの、連絡がとれなくなってしまいそのまま休眠顧客となってしまったお客様を再びリードとして復活させるまでを表した運用イメージ図になります。
図2:運用イメージ図(全体) |
上記、運用イメージ図のように、一度休眠顧客になってしまったお客様に対してアプローチを掛け、再び潜在顧客化することができます。過去に資料請求後、フォローコールで未応答になってしまったお客様の中には電話には出られなかったものの、興味のあるお客様がいる可能性があります。上記のようなお客様に対して会社紹介動画を作成し、再び興味を惹きつけることで、アポイント・商談化する確率を高めていきます。今回は、会社紹介動画作成からフォローまでの活用イメージをもとに実装手順について解説します。
図3:ウェビナー終了後の活用イメージ |
2.実装手順
実装手順は次の通りです。
2.1.会社紹介動画をページに表示する
このステップでは、作成した会社紹介動画情報をSMPに登録後、
サイトページに動画プレーヤーを表示するまでの手順をご紹介します。
実装手順は次の通りです。
2.1-1.動画情報をSMPに登録する
作成した動画をリードに案内するために、動画をSMPへ登録します。
動画をSMPに登録されていない場合は、以下マニュアルを参考に動画をSMPに登録してください。
対象の記事
2.1-2.会社紹介動画ページを作成する
前項で登録した会社紹介動画を表示するページを作成します。ページの作成方法は大きく分けて3つあります。今回は自社のホームページサイトに会社紹介動画ページを設け特定のページに動画を表示する方法を解説します。
種類(動画表示方法) | メリット | デメリット |
---|---|---|
受講票に表示する | ・URLクリックで視聴可能 ・設定作業が容易 ・個別キャンペーンで管理可能 |
受講票のURLに有効期限を設定する場合、システム全体共通の期限となる(個別キャンペーン毎に設定不可) |
マイページに表示する | 視聴可能なユーザを制限可能 | マイページ機能の有効化が必要 (オプション機能) |
外部サイト(自社サイト)に表示する | 自社サイトに情報を集約できる | サイト管理者でのサイト編集が必須 |
2.1-3.自社サイトに会社紹介動画を表示する
自社のホームページサイトに会社紹介動画を表示するには、動画プレーヤータグをサイトページに設置する必要があります。動画プレーヤータグの確認方法、設置方法(設置例)につきましては以下マニュアルをご参考ください。
対象のマニュアル
2.2-1.休眠状態のリードを抽出する
休眠状態のリードを抽出する場合、「資料請求しているが、活動履歴が未応答」の人等を条件に複合検索を利用し抽出します。
図4:複合検索例 |
- 上記の複合検索はキャンペーンカテゴリを使用している事が前提となります。
- 上記の複合検索は資料請求をしたリードに担当者が連絡後、未応対だった旨の履歴を活動履歴に登録している事が前提となります。
また、複合検索で抽出したリードはメールを配信する際の送信対象者となるため、検索条件として保存します。複合検索と検索条件の保存方法については、下記マニュアルで詳しく説明しています。下記マニュアル、FAQをご確認いただき、ウェビナー参加者を抽出してください。
2.2-2メールテンプレートを作成する
以下の文面を参考にメールテンプレートを作成します。
「活用例2:ウェビナー不参加者に対しての動画案内メール文面例」
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タイトル:〇〇ウェビナー会社紹介動画のご案内
====================================================================
[% VisitorData.company_name %]
[% VisitorData.name1 %] 様
平素はお世話になっております。
株式会社◯◯ 運営事務局でございます。
会社紹介動画の視聴ページをご案内いたします。
ぜひお手すきの際にでも、下記URLよりご視聴ください。
■会社紹介動画
https://www.shanon.co.jp/corporation/XXXXX
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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■お問い合わせ
株式会社◯◯ ウェビナー運営事務局
E-mail:XXXX@shanon.co.jp
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メールテンプレートの作成方法は下記マニュアルをご参照ください。
対象の記事
2.2-3.メールを一括配信する
一括配信については、「[マニュアル]一括配信方法」をご確認いただき、休眠状態のリードに対し、メールを配信してください。
重要
メール配信設定を行う際は、休眠状態のリードと会社紹介動画の視聴履歴データを関連付けるためにEmailクリックカウントを「使用する」に設定します。
クリックカウントが有効になっているURLを休眠状態のリードがクリックした時点で、リードデータと動画視聴履歴が関連付けられます。
リードと動画視聴履歴のデータの関連付けはトラッキングの仕組みを利用しています。関連付けられるタイミングは「トラッキング同期」を参照ください。
2.3.会社紹介動画を視聴したリードをリストに追加する
前項でメールにて案内した動画を視聴したリードをリストに追加します。リストに追加した後は、営業部署に共有し、フォローを実施していきます。
実装手順は次の通りです。
2.3-1.会社紹介動画を視聴したリードを抽出する
今回は、メールで案内した会社紹介動画を、1回以上視聴した人を抽出します。
会社紹介動画を「1回以上」視聴したリードを検索する
図5:複合検索 「会社紹介動画を1回以上視聴したリード」 |
リードの抽出条件は次の通りです。
ブロック名 | 項目名 | 条件 | 値 |
---|---|---|---|
動画視聴履歴 | 動画ID | 次の値と一致する | 1(登録済の動画ID) |
リードの抽出後は、検索条件(全ユーザ使用可)を保存します。
複合検索と検索条件の保存方法については、「2.2-1.休眠状態のリードを抽出する方法」でご紹介していますのでご確認ください。
2.3-2.リストを作成する
前項で抽出した「会社紹介動画を視聴したリードを抽出」をリストします。
- リストの作成は「(マニュアル)リストの作成・編集・削除」を参考に作成します。
- 「2.3-1.会社紹介動画を視聴したリードを抽出する」で抽出したリードに一致する全リードを選択し、「(マニュアル)リード一覧画面でリードをリストへ追加」を参考にリストへ登録します。
- リスト作成後は、営業/インサイドセールスへ共有します。
3.フォローの実施(架電)
このステップでは前項で登録したリストに追加されたリードに対してフォローを行います。
3.1.(インサイド)セールス部による架電の実施
[手順]
[全キャンペーン]≫[リスト]≫[リスト一覧]≫[リード数]リンク
- 前項で作成したリストの[リード数]をクリックします。
- リードに対して架電します。
- 架電結果は、「リードに活動履歴を登録しよう」を参考に実施します。
- 架電後、リストから特定のリード外す場合は、「リード一覧画面でリードをリストから除外」を参考に[リスト除外]を選びます。
3.2.架電対応後の活動履歴の登録
- 活動履歴にアポイント/商談化を入れたものを「対象のリードを検索しよう」を参考に抽出します。
- アポイント/商談化のリストを作成するため、「(マニュアル)リストの作成・編集・削除」を参考に登録します。
- 1で抽出したリードに一致する全リードを選択し、「(マニュアル)リード一覧画面でリードをリストへ追加」を参考にリストへ登録します。
- 営業担当にアポイントまたは商談化した情報を共有します。
4.まとめ
このガイドでは、過去、資料請求はあったものの、その後の応答がなく、アプローチができずにやりとりが終わってしまった休眠状態の顧客に対し、会社紹介動画を案内する方法とアプローチ方法についてご紹介しました。動画機能に関する詳細につきましては、下記関連コンテンツをご確認下さい。