この記事では、SHANON MARKETING PLATFORM(以下、SMP)の運用開始初期のお客様を対象にマーケティング施策に必要なリード(セミナーの申込者・マーケティングの見込み顧客) のWebサイト行動履歴データを取得する為の設定方法と取得したWebサイト行動履歴データの確認方法を解説しています。
機能一覧
今回の説明する機能の一覧は以下の通りです。
[設定]>[システム設定]
[WEB]>[ヘッダーフッター編集]
[リード]>[一覧]
[リード]>[履歴ダウンロード]
[ダッシュボード]>[サムネイル一覧]>[Webトラッキング実績]
1. SMPの Webトラッキング機能とは
SMPの Webトラッキング機能とは、SMPに登録されているリードのWebサイト行動を把握することができる機能です。
SMPの払い出すトラッキングタグを各Webページに設定することで、リードのWebサイトの行動履歴をSMPで閲覧することができます。
図1:画面遷移図 |
リードのトラッキング情報が取得できるようになるアクション(WEBブラウザのCookieとSMPリードIDを紐付ける操作)は、主に[フォーム申込]or[クリックカウント]のため、それらの操作をリードに実施いただくような導線を設計いたします。
2. トラッキング設定手順について
ここでは、1.で設計したリードの導線を元にトラッキングデータを取得する為の設定手順についてご説明します。
2-1. 対象ドメインの決定
リードのWebサイト行動を把握したいサイトのドメインを決定します。
- 自社で運用しているWEBサイトを洗い出す。
- トラッキング取得したいWEBサイトドメインを決める。
2-2. トラッキングタグの発行
[全キャンペーン]≫[設定]≫[システム設定一覧]メニュー≫[編集]ボタン≫トラッキング利用ドメイン
SMP管理画面よりトラッキングタグの発行を行います。
トラッキングを取得する対象ドメインが決まりましたら管理画面よりドメインを登録してトラッキングタグを発行します。
- 全キャンペーン管理モード>設定>システム設定一覧メニューをクリックします。
- システム設定一覧画面が表示されます。
- [編集]ボタンをクリックして編集画面を開きます。
- 以下の項目にトラッキングを取得するドメインを設定します。
- 登録ボタンをクリックして設定を保存します。
「トラッキング利用ドメイン」
設定例:(お客様のドメイン名);(トラッキング取得したいWEBサイトドメイン)
demo-support-newui.smktg.jp;demo.shanon-service-test.jp
※ ;(セミコロン)を使用して複数のドメインを設定します。
図2:トラッキングタグの発行 |
2-3.トラッキングタグの確認方法
SMP管理画面より発行されたトラッキングタグを確認します。
- 全キャンペーン管理モード>設定>トラッキングタグメニューをクリックします。
- タグ情報画面が表示されます。
図3:トラッキングタグの確認 |
2-4. トラッキングタグの設置
発行したトラッキングタグをお客様のアクセス経路となるページに設置します。
お客様ポータルサイト(SMP申込ボタン)→SMP申込フォーム→申込(トラッキングの同期)
上記のアクセス経路のアクセスログを取得して最終的に申込を行ってリードと同期するようにします。
SMPの申込ページに設置する場合
デフォルトデザインテンプレートSMPでは各ページへデフォルトで変数値$FORM{Common.page_vars}が設置されており、当該変数値より管理画面で発行したトラッ キングタグが自動出力されます。
以下の変数がデザインテンプレート内に存在する場合は、自動的にトラッキングタグが展開され設置されます。
$FORM{Common.page_vars}
上記、変数を利用しない場合は、以下の管理画面で設定することで全ページにトラッキングタグを設定することができます。
[全キャンペーン]≫[WEB]≫[ヘッダーフッター編集]メニュー≫javascript/CSSなど
図4:ヘッダーフッター編集画面設定 |
お客様ポータルページに設置する場合
発行したトラッキングタグを各Webページに設置します。
設置場所は、ヘッドの閉じタグ(</head>)の直前を推奨します。
図5:トラッキング設置場所例 |
2-5. トラッキングタグの動作検証
トラッキングの動作検証前に下記 2点ご確認ください。
- 動作検証で使用するブラウザのCookieの削除
SMPによるトラッキング機能は、Cookieを利用しています。
古いCookieの履歴が残っていると、正しいテスト結果を得られない可能性があります。
そのため、テスト開始前に該当ドメインのCookieを一度削除してください。 - トラッキングタグの埋め込み確認
トラッキングタグが設置されていることをご確認ください。
トラッキングタグを埋め込んだページにアクセスして以下をご確認ください。
1.cam3.jsが読み込まれているか
トラッキングの動作はcam3.jsで行います。同ファイルが読み込まれている事をご確認ください。
2.https://tracker.smartseminar.jp/tracker/register?* にアクセスしているか
* 箇所は各種パラメータが付与されます。
ご確認には、ブラウザのデベロッパーツール >ネットワークタブをご利用ください。
以下の画面は、Chromeを利用した場合の例です。
図6:ディベロッパーツール画面例 |
トラッキングの動作検証 (申込登録時による確認)
- ランディングページにアクセスします。(お客様ポータルページ)
タグを埋め込んだページにアクセスしてください。 - 上記画面のリンクより申込フォームへ遷移します。(SMP申込画面)
登録フォームにしたがって登録を行なってください。 - 登録完了(SMP申込完了画面)
※これによりトラッキングデータが申込をしたリードと同期されます。
トラッキング情報の同期確認時 注意点
管理画面にログインしているブラウザでは、トラッキングは同期されない為、管理画面をログアウトした後、動作検証で使用するブラウザのCookieの削除後、 Webページにアクセスしてください。
3. 取得したトラッキングデータをSMPで確認する方法
取得したトラッキングデータの確認方法は、以下があります。
3-1.特定のリードのトラッキング情報の確認方法
特定のリードのトラッキング情報の確認方法は、以下になります。
- [全キャンペーン]>[リード]>[一覧]メニュー>各リード[詳細]リンクをクリックします。
- 対象のリード詳細画面が表示されます。
- リード詳細画面の[ユーザアクセスログ]の一覧から確認したい訪問日時のレコードの[詳細]リンクをクリックします。
- ユーザーアクセスログの詳細画面が表示されます。
アクセス元のIPアドレスや利用ブラウザ、画面遷移、滞在時間等を確認することができます。
[全キャンペーン]≫[リード]≫[一覧]メニュー≫各リード[詳細]リンク≫リード詳細画面
図7:リード詳細画面 |
3-2.複数のリードのトラッキング情報の確認方法
複数のリードのトラッキング情報の確認方法は、以下になります。
- [全キャンペーン]>[リード]>[履歴ダウンロード]メニューリンクをクリックします。
- 履歴ダウンロード画面が表示されます。
- ダウンロード対象プルダウンメニューより[トラッキング履歴]、[トラッキングセッション履歴]を選択します。
- 取得範囲を[リードの検索条件]及び[期間]を指定して絞りこみを行います。
- ダウンロードするファイルのファイル形式を指定します。
- [ダウンロード]ボタンをクリックしてデータをダウンロードします。
- ダウンロードデータファイルの生成が完了し、ファイルをダウンロードします。
[全キャンペーン]≫[リード]≫[履歴ダウンロード]メニュー≫履歴ダウンロード画面≫トラッキング履歴/トラッキングセッション履歴
図8:履歴ダウンロード画面 |
3-3.アノニマスも含めた全トラッキング情報の確認方法
アノニマスも含めた全トラッキング情報の確認方法は、以下になります。
- [全キャンペーン]>[ダッシュボード]>[Webトラッキング実績]サムネイルをクリックします。
- Webトラッキング実績画面が表示されます。
- [トラッキングサマリ]より期間アクセス数、リードに紐づくPV、リードに紐づかないPV、ユーザー訪問数を確認することができます。
[全キャンペーン]≫[ダッシュボード]≫[基本項目設定]メニュー≫[新規項目追加]ボタン/[編集]リンク/[削除]リンク
図9:Webトラッキング実績画面 |
4. まとめ
このガイドでは、トラッキングの設置から検証の方法及び運用開始後のトラッキングデータの確認方法をご説明しました。
トラッキングの詳細な仕様につきましては、関連マニュアルをご確認下さい。
5. 関連動画
6. 関連FAQ