設定目安時間:20h
資料請求フォーム運用施策を実施するにあたり、具体的にどのような設定が必要かについて説明していきます。
01資料請求フォーム運用概要
資料請求フォームとは、個人情報を入力する代わりに、興味のある情報が掲載された資料をダウンロードすることができるフォームのことをさします。
運用ステップは大きく5つのステップに分けることができます。
■STEP1:公開資料の検討
お客様がダウンロードできる資料の内容を検討します。
情報の切り口を細分化して複数の資料を用意することで、ダウンロードした資料によって顧客の温度感を測ることができます。
■STEP2:資料請求フォーム(雛型)の作成
資料請求フォームの雛形を作成します。
お客様に登録してもらいたい個人情報の項目を設定したり、キャンペーンの制御設定を行います。
お客様は当フォームの申込完了画面から資料をダウンロードすることができます。
■STEP3:メールの作成
リードが資料請求フォームに申込完了したタイミングで、リードとキャンペーン管理者宛に自動送信されるメールテンプレートを設定します。
リードは当メールに添付されているURLリンクからも資料をダウンロードすることができます。
■STEP4:フォーム公開/受付開始
資料請求フォームを公開して申込を受け付けます。
■STEP5:見込み客リストへの登録
複数資料の中でも、温度感の高い顧客向けに設定した資料をダウンロ―ドしたリードをホットリードと認定し、営業部に共有するリストに追加します。
上記のステップは、大きく以下のようなかたちで分類することができます。
- STEP1・2・3→構築方法
- STEP4・5→運用方法
以降は具体的な構築/運用方法について説明していきます。
02資料請求フォーム構築方法
■STEP1:公開資料の検討
実装手順
1-1.資料内容の検討1-2.データサイズ容量の調整
1.3.公開資料の設定
1-1.資料内容の検討
ダウンロードした資料の種類によってリードの温度感を測るために、ダウンロード用の資料は複数用意しましょう。
以下は一例になります。
【受注確度の高い資料】
以下の資料をダウンロードしたリードは、営業部に引き継ぐためにリスト登録をします。
- 具体的な事例紹介資料
- 製品マニュアル資料
- 機能紹介資料
【受注確度の低い資料】
以下の資料をダウンロードしたリードは、メールマーケティングの対象になります。
- サービス紹介資料
- 会社紹介資料
1-2.データサイズ容量の調整
▼公開資料のファイルサイズは10MBまでになります。
詳細については当マニュアルをご確認ください。
[FAQ]公開資料の制限事項(サイズ・拡張子)を教えてください
1-3.公開資料の設定
公開したい資料をPDF化し、公開資料として設定することによりDLリンクを自動的に生成することができます。
また、今回の運用では、1フォーム1資料請求を予想しているため、
リードがどの資料をダウンロードしたかについては申し込み履歴より確認することができます。
▼以下マニュアルの手順に従って、公開資料の設定を行ってください。
[SMPマニュアル:公開資料を登録する]
▼公開資料のダウンロードURLを取得する際は以下マニュアルに記載されている手順に従って取得してください。
[FAQ]講演資料(公開資料)のダウンロードURLの確認方法を教えてください。
■STEP2:資料請求フォーム(雛型)の作成
実装手順
2-1.キャンペーン登録(雛型)2-2.キャンペーン情報の設定
2-3.リード基本項目設定
2-4.フロー設定
2-1.キャンペーン登録(雛型)
資料請求フォームとなるキャンペーンを登録します。
▼以下マニュアルに記載のあるキャンペーン登録方法を参考に、お問合せフォーム用のキャンぺ-ンを1つ登録してください。
[SMPマニュアル:キャンペーンを登録する]
2-2.キャンペーン情報の設定
キャンペーンの状態を制御するための項目を設定します。
キャンペーン情報は、個別キャンペーン管理画面の[キャンペーン]>[一覧]の「編集」ボタンをクリックして編集することができます。
図:キャンペーン一覧画面 |
ここでは以下の項目値を設定するようにしてください。
項目名 |
設定値 |
---|---|
状態 |
準備中・終了 |
申込開始日 |
※資料請求受付開始日 |
完了文言(太字) |
資料請求のお申込みいただきありがとうございました。 下記のURLリンクより資料をダウンロードしてください。 |
完了文言(下部) |
※資料ダウンロードURL 「1-3.講演資料の設定」で登録した資料URLリンクを添付します。 |
2-3.リード基本項目設定
お客様に情報を入力してもらうためのリード基本項目を設定します。
図:申込情報入力画面イメージ |
▼以下マニュアルに記載されている手順に従って、リード基本項目を設定しましょう。
[SMPマニュアル:リード項目を設定する]
資料請求フォームの場合、一般的にリード項目として追加する必要性の高い項目は以下になります。
No. |
項目名 |
---|---|
1 |
個人情報取り扱いについての同意 |
2 |
氏名 |
3 |
氏名(フリガナ) |
4 |
E-mailアドレス |
5 |
E-mailアドレス(確認用) |
6 |
電話番号 |
7 |
会社名 |
8 |
部署 |
9 |
役職 |
2-4.フロー設定
申込の画面遷移フローを設定します。
▼フローの設定方法詳細については、以下マニュアルをご参照ください。
[SMPマニュアル:申込フローを管理する]
資料請求フォームでは以下のフローを設定しましょう。
申込フロー名 |
画面遷移 |
---|---|
キャンペーン申し込み([ユーザー情報]) |
[申込情報入力画面]→[申込内容確認画面]→[申込受付完了画面] |
■STEP3:メールの作成
実装手順
3-1.【キャンペーン担当者宛】受付完了メールの作成3-2.【リード宛】受付完了メールの作成
3-3.取得したトラッキングデータをSMPで確認する方法
▼メールについては以下マニュアルに記載されている手順に従って設定しましょう。
[SMPマニュアル:自動メール送信を利用する]
3-1.【キャンペーン担当者宛】受付完了メールの作成
設定するメールテンプレートは以下になります。
■メールテンプレート
カテゴリ名 |
---|
申込完了時(キャンペーン担当者宛) |
■文面例
製品マニュアル資料ダウンロードへの申し込みが行われました。
■申込者
お名前:[% VisitorData.name1 %] [% VisitorData.name2 %]
E-mailアドレス:[% VisitorData.email %]
電話番号:[% VisitorData.tel %]
会社名:[% VisitorData.company_name %]
部署名:[% VisitorData.division %]
役職:[% VisitorData.position %]
- メールテンプレートに設定できる共通の変数(赤字部分)をユーザー定義差し込み項目といいます。ユーザー定義差し込み項目を利用することで、共通文面による動的な修正・追加対応にとても適しています。
- 詳細については[SMPマニュアル:ユーザー定義差し込み項目を利用する]をご参照ください。
3-2.【リード宛】受付完了メールの作成
設定するメールテンプレートは以下になります。
■メールテンプレート
カテゴリ名 |
---|
申込完了時(リード宛) |
■文面例
[% VisitorData.name1 %] [% VisitorData.name2 %]様
お世話になっております。
株式会社シャノン資料請求受付事務局です。
この度は弊社の製品マニュアル資料をご請求いただき
誠にありがとうございます
以下のURLリンクより該当資料をダウンロードください。
http://********************
ご不明な点やご質問がございましたら、
お気軽にお問い合わせくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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株式会社シャノン
お問合せ事務局 スタッフ
E-mail: [% Seminar.reference_email %]
Tel:[% Seminar.reference_tel %]
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03資料請求フォーム運用方法
※雛型コピー
「2.資料請求フォーム構築方法」で作成した雛型キャンペーンをコピーして運用しましょう。
▼以下マニュアルの手順に従って、キャンペーンをコピーしてください。
[SMPマニュアル:キャンペーンをコピーする]
■STEP4:フォーム公開/受付開始
実装手順
4-1.申込テストの実施4-2.フォーム公開
4-1.申込テストの実施
資料請求用キャンペーンのWEB公開準備を行います。
公開前段階でトラブルを検知するために、管理者側で申込テストを実施することを推奨します。
▼テスト方法については、以下マニュアルをご参照ください。
[ご利用ガイド:3.キャンペーンのWEB公開準備をしよう]
4-2.フォーム公開
テストが問題なく実施できたら、[キャンペーン]>登録情報の[編集]ボタンをクリックして、状態を[準備中・終了]→[ポータルページ非公開]に変更します。
準備中・終了→ポータルページ非公開に変更 |
■STEP5:見込み客リストへの登録
「1-1.資料内容の検討」で規定した、受注確度の高い資料をダウンロードしたリードをリスト追加して営業部へ引き継ぎましょう。
▼以下マニュアルの手順に従って、
営業部に引き継ぐためのホットリードのリストの作成を行ってください。
[SMPマニュアル:リストの作成・編集・削除]
04まとめ
以下全ての項目に✔が記入できたら次の施策に進みましょう。
☐資料請求フォームを作成することができた
☐申込テストが正常に完了し、フォームを公開することができた
☐受注確度の高い資料をダウンロードしたリードをホットリードとしてリスト追加し、営業部に引き継ぐところまでの運用イメージができた