ウェビナーのやり方とは、ウェビナーの具体的な配信方法のことです。この記事ではウェビナーの配信を検討している人に向けて、ウェビナーのやり方を詳しく解説します。ウェビナーの配信のために必要なものや成功のポイントにも触れているため、ぜひ参考にしてください。目次ウェビナーとは?ウェビナー配信に必要なものインターネット環境撮影場所カメラとマイク配信ツール初めてのウェビナーのやり方を解説企画の作成必要な設備を準備集客練習・直前リハーサル配信アンケート回収・分析ウェビナーを成功させるためのポイント開催の目的・ターゲットを明確にする申し込みした人に当日視聴してもらうための工夫を施す録画、事前・事後のアンケートを実施するウェビナー導入企業の事例オフラインのセミナーをウェビナーで同時開催テーマ別に年間500以上のウェビナーを開催まとめウェビナーとは?ウェビナーとは、Web上でセミナーを行うことです。動画配信への注目度が増しており、マーケティングの手法のひとつとしてウェビナーをはじめる企業も増えています。ウェビナーは、必要なものが揃っていれば、どこからでも配信が可能です。また、エリアを問わずどこからでも気軽に参加してもらえます。参加者と開催者はチャットによるやり取りも可能で、簡単に接点を持つことが可能になります。なお、ウェビナーには時間を決めてリアルタイムで配信する方法だけでなく、録画した動画を公開する方法もあります。ウェビナー配信に必要なものここでは、ウェビナー配信に必要なものを紹介します。インターネット環境ウェビナー配信に使用するインターネット環境は、一定の回線速度と安定性を確保する必要があります。安定性を確保するためには、無線接続よりも有線接続のほうが望ましいといえます。事前にリハーサルをし、ウェビナーに適した通信環境を保てるかどうか確認しておきましょう。撮影場所ウェビナーを撮影する際は、背景がシンプルな場所を選びましょう。企業のロゴが入るようにするのもおすすめです。適切な明るさを保つために、卓上ライトを使用すると効果的です。小規模なウェビナーなら、小さな会議室などでの撮影でも十分対応できます。カメラとマイクウェビナーで使用するカメラやマイクは、PCに付属しているものでも大丈夫です。ただし、コンテンツの質にこだわるなら、PCに付属しているものでは満足いかない可能性もあります。質にこだわったウェビナーを行いたい場合は、専用のものを別途購入したほうがいいでしょう。配信ツールウェビナーの配信は、専用の配信サービスを利用して行うのが基本です。ウェビナーの配信ツールとしてはさまざまなサービスがあるため、自社に適したものを選びましょう。初めてのウェビナーのやり方を解説ここでは、初めてウェビナーを行う際のやり方について、順を追って解説します。企画の作成ウェビナーを成功させるには、目的やコンテンツの内容を明確にすることが大切です。ウェビナーを行ってどのような成果に結びつけたいのかしっかり考えましょう。そのためには、ターゲットの設定や、伝えたいことをしっかり具体化しておきます。なお、ウェビナーは一般的なセミナーと違って途中退出も気軽に行えるため、参加者を飽きさせないための工夫も必要です。詳しいポイントは次で解説します。必要な設備を準備ウェビナーを開催する前に、「ウェビナー配信に必要なもの」で紹介しているものを準備しましょう。実際にテスト配信を行って、一通りの流れや機器の動作確認、参加者としての目線からもチェックしてください。集客ウェビナーへ集客するためには、LP(ランディングページ)が必要です。ウェビナーのテーマや開催日時をわかりやすく記載し、登録フォームを設定しましょう。講師の紹介やキャッチコピーも掲載するとよりよいです。ウェビナー開催のお知らせは、広告やメール、自社のWebサイトやSNSなど、複数の手段を使ってLPへ誘導すると、効率的に集客できます。使用するサービス・ツールによっては、集客から配信までを一貫して行えるものもあります。参加者の管理ができる機能が備わっているサービスもあるため、サービス・ツール選定は自社のニーズにあわせて選びましょう。練習・直前リハーサルウェビナーの開催日時が近づいたら練習を行い、伝いたいことをより伝わりやすい内容になるようにブラッシュアップしましょう。何度も練習を重ねて講師に自信をつけることで、より強く、かつ自然な訴求ができるようになります。複数人で配信する場合、しっかり練習しておけば本番でもスムーズな連携が可能です。また、本番に近い環境で直前リハーサルをすれば、機材や会場の使い方についても把握できます。問題点がみつかったときは本番までに改善しましょう。配信ウェビナーで話す際は、ゆっくりと落ち着いて話すことが大切です。ただし、淡々とした説明にならないよう、呼びかけたり抑揚をつけたりして、参加者の興味を惹きつけるような話し方を意識しましょう。アンケート回収・分析ウェビナーを配信する場合、事後の分析も重要です。ウェビナー後にアンケートを実施し、参加者の反応をチェックして次につなげましょう。アンケートの詳細については次で解説します。ウェビナーを成功させるためのポイントここでは、ウェビナーを成功させるためのポイントを紹介します。開催の目的・ターゲットを明確にする開催の目的やターゲットを明確にすると、ウェビナーの効果を高めやすくなります。たとえば、すでに商品やサービスを比較している段階の顧客は、具体的な説明を聞きたいと考えています。一方、単に興味や関心をもっている段階の顧客は、より詳しく検討するために商品やサービスに関する基本的な情報を集めたいと思っているでしょう。ターゲット層にあわせた配信内容を準備することで、顧客に響く訴求ができるようになります。人数や内容によっては「新規顧客向け」「既存顧客向け」など、別々のウェビナーを開催しましょう。申し込みした人に当日視聴してもらうための工夫を施すウェビナーの場合、多くの申し込みを獲得しても、当日に複数のキャンセルが出るケースもあります。申し込みした人にウェビナーを視聴してもらうには、集客の段階で工夫を取り入れる必要があります。たとえば、集客メールに講師の名前を記載して参加に対する意欲を高めたり、あえてはがきのDMを送って周知したりするのも良い方法です。また、申し込みをした人に対し、こまめにリマインドを送るのも効果的です。1週間前や3日前など定期的にリマインドし、ウェビナーへの参加について意識してもらいましょう。録画、事前・事後のアンケートを実施する一般的なセミナーに比べ、ウェビナーは顧客の反応をチェックするのが難しい傾向があります。しかし、ウェビナーの前後にアンケートを実施すれば顧客の意見を把握できるため、成果につなげるためのフォローも可能です。アンケートの回収率を高めるには、回答者に対してウェビナーの録画と資料をあとからメールで送付することにすると効果的です。送付を自動化しておけば、担当者の負担はほとんど増えません。ウェビナー導入企業の事例ここでは、ウェビナーを導入している企業の事例を紹介します。オフラインのセミナーをウェビナーで同時開催ある人材広告企業では、オフラインで開催するセミナーの様子をウェビナーで配信しています。業務用の機材を使用して高品質な映像と音声を提供しており、ウェビナーの参加者もセミナー会場にいる人とまったく同じ内容を視聴できます。たとえば、セミナーで資料が提示されるときはウェビナーの画面上でも資料が表示され、講師の映像と切り替えることも可能です。また、配信した映像を録画しておき、リアルタイムで参加できなかった人にもあとから視聴できるようにしています。オフライン、オンライン、オンデマンドの併用により、少ないコストでより多くの顧客と接点をもつことに成功しました。自社の情報を継続的に発信することで、顧客からの信頼獲得にもつながっています。テーマ別に年間500以上のウェビナーを開催あるIT関連企業では、本格的なスタジオを設け、年間500以上のウェビナーを開催しています。自社製品やソリューションに関する多種多様なテーマが用意されており、番組表が毎月公開されています。参加者は特別なソフトをインストールする必要がなく、URLをクリックするだけで視聴が可能です。安定的に情報を提供し続けた結果、リピーターとして何度も参加している顧客も増えています。また、アンケートを踏まえたフォローコールにより、確度の高い顧客へのアプローチも容易になりました。地方からの参加も増えており、現在では全都道府県からの参加者を獲得しています。ウェビナーの開催によって、新規顧客の確保にも成功しました。今後はさらにスタジオやスタッフを増やすことを検討しています。まとめウェビナーは、インターネット環境や撮影場所などを確保できればすぐに開催できます。ただし、企画をしっかり練ったうえで準備や練習をしなければなりません。ウェビナーの目的を達成するには、ターゲティングや事後のフォローも重要です。これからウェビナーをはじめるなら、シャノンが提供するプラットフォームを利用してみてはいかがでしょうか。シャノンは、顧客満足度の高さに定評があり、ビジネス向けのクラウドサービスを紹介するITreviewで表彰された実績もあります。サポートには自信があるため、メールや電話で気軽に問い合わせいただけます。シャノンのプラットフォームをYouTubeと組み合わせて利用すれば、集客からウェビナーの開催はもちろん、事後のフォローまで一貫して行えます。自動化によって効率を高めたり、継続的にセミナーを実施するためのシステムを定型化したりできます。デジタルとアナログを組み合わせた「デジアナマーケティング」の実現も可能です。シャノンのプラットフォームを活用してウェビナーを成功させましょう。
ウェビナーマーケティング
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ウェビナーマーケティングとは、Webセミナーを利用したマーケティングのことです。この記事では、ウェビナーマーケティングについて詳しく知りたい人に向けて、概要や配信方法などを解説します。あわせてウェビナーマーケティングの統計情報や活用事例などについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。目次ウェビナーマーケティングとは?ウェビナーとは?配信方法リアルタイム配信(ライブ配信)録画配信収録ライブ配信ウェビナーマーケティングのメリットウェビナーそのもののメリット開催しやすい集客がしやすいコスト削減ができるマーケティングにおけるメリットリード獲得がしやすい効果的な伝達力があるファン・信頼を得やすい顧客との関係構築ができるコンテンツとして再利用できるウェビナーマーケティングに関する統計ウェビナーマーケティングの事例動画配信サービスの活用ユーザーのレベルにあわせた開催臨場感を演出オフラインのセミナーと同時開催まとめウェビナーマーケティングとは?ウェビナーマーケティングとは、Webセミナーを利用したマーケティング手法です。気軽に参加できるWebセミナーを活用することで、より幅広い層のユーザーとつながれます。また、リモートで顧客との接点をつくれることも特徴です。ウェビナーとは?ウェビナーとは、Webとセミナーを掛け合わせた造語です。従来は会場を用意して行っていたセミナーを、オンライン上で開催することを指します。インターネットを通じて配信するため、場所や人数問わずに開催できます。配信方法リアルタイム配信(ライブ配信)リアルタイム配信とは、告知した時間にWebセミナーを行うライブ形式の配信です。生放送のため、チャットなどを活用することで、視聴者からの反応をみながらセミナーを進めることができる、質疑応答などのコミュニケーションがとれるといったメリットがあります。録画配信録画配信は、あらかじめ録画していたセミナー動画を配信する方法です。配信時間に間に合わなくても、参加者が好きな時間に視聴できるのがメリットです。収録ライブ配信収録ライブ配信は、あらかじめ録画していた動画を告知した日時に配信します。質疑応答に対応できるため、ライブと録画のメリットをあわせもっています。機材トラブルや講師の体調不良といった緊急事態の回避策になります。ウェビナーマーケティングのメリットウェビナーマーケティングは、ウェビナーそのものとマーケティングにおけるメリットがあります。ここでは、それぞれについて詳しく紹介します。ウェビナーそのもののメリット開催しやすいウェビナーは、申し込みから配信まで自動化できるため、開催にかかる手間が軽くなります。また、ウェビナーには時間の制限がありません。そのため、20~30分程度の単発コンテンツも配信しやすいのです。集客がしやすいウェビナーはインターネットさえつながっていれば、参加者は会場に行く必要がなく、どこに住んでいても手軽に視聴できます。幅広いターゲット層の集客が可能で、リアルセミナーのように人数制限もなく、大人数への配信も可能です。コスト削減ができるリアルセミナーは、会場費や交通費、スタッフの人件費などさまざまなコストがかかります。しかし、ウェビナーは配信環境さえあれば開催できます。会場費や交通費は必要ありませんし、スタッフも必要最低限で開催できるため大幅なコスト削減が可能です。マーケティングにおけるメリットリード獲得がしやすいウェビナーは申し込み時に、メールアドレスや氏名などを登録してもらいます。そのため、ウェビナーに参加してもらうことで顧客リストを構築でき、リードを獲得しやすくなっています。また、ウェビナーでは、多くの情報や課題解決のノウハウなどを効果的に伝えることができるため、購買意欲を高められます。効果的な伝達力があるウェビナーは製品やサービスの必要性を伝えることが得意な人を講師にすることで、多くの人に的確に情報を伝えられます。従来のオンラインマーケティングであるメールやブログなどでは、大量の情報を正しく伝えることが難しいケースも多々ありました。ウェビナーでは動画で動きを解説したり、資料や画像に音声をつけたりと、さまざまな表現が可能になります。文章や言葉だけではなかなか伝えにくいような、自社商品の応用方法なども効果的に伝達できるのです。ファン・信頼を得やすいウェビナーは、講師の表情を目にしたり声を聞くことができたりします。そのため、メールや電話を通した顔の見えない関係よりも、安心感や信頼感を持ってもらいやすいのです。話し方や伝え方の上手な講師を介して、自社の商品や企業そのものの情報を配信するため、ファンになってもらいやすい、信頼関係を築きやすいというメリットがあります。顧客との関係構築ができるウェビナーは、質疑応答などで顧客とコミュニケーションをとれます。そのため、新規顧客獲得だけでなく、既存顧客との関係構築にもつながります。また、ウェビナーを実施する際、他社や他業界とチームを組んで配信することも可能です。自社のサービスや商品などと関連する専門家を招くことで、さまざまな業界との関係構築にもつながります。コンテンツとして再利用できるウェビナーは一度配信して終わりではなく、コンテンツとしてさまざまな活用方法があります。同じセミナーを長期にわたって配信することも可能ですが、リアルタイム配信したセミナーを録画しておいて録画配信用のコンテンツとして再利用することも可能です。また、購入者特典としの利用や、セミナー内容をブログに投稿するなど、さまざまな再利用方法があります。ウェビナーマーケティングに関する統計米国のマーケティング会社「コンテンツ・マーケティング・インスティテュート」によると、米国企業のウェビナー導入率は60%以上です。ウェビナーを最後まで視聴する参加者の割合は91.2%と高く、30分のウェビナーの平均視聴率は20分以上と、長くみてもらえることがわかります。また、参加者の購買率は30~40%となっています。ウェビナーマーケティングの事例ウェビナーマーケティングはどのように行えばいいのでしょうか。ここでは、活用事例を4つ紹介します。動画配信サービスの活用あるIT企業では、YouTubeをプラットフォームとして動画の配信を行うことで、普段から動画視聴をしているユーザー層に情報を伝えています。利用者数の多い動画配信サービスを活用することで、視聴者数が多くなり知名度アップなどの効果もみられました。また、動画を視聴してほしい層を地域や興味などで指定できるため、効果的に見込み顧客にアピールできることもポイントです。ユーザーのレベルにあわせた開催あるECサイトでは、初心者向けや中上級者向けというように、ユーザーのレベルにあわせたウェビナーを開催しています。それぞれのレベルにあわせて適切なセミナーを選べるため、参加へのハードルが低く、集客力が高まっています。また、同じ内容の動画がほぼ24時間視聴できるため、より多くの人に見てもらいやすくなっています。臨場感を演出あるUXメディアではラジオのように音楽を流したり、参加者のコメントをオンラインホワイトボードに付せんとして貼り付けたりすることで、臨場感を演出しています。これにより、実際のイベントに参加しているような感覚になり、質疑応答などが活発に行われるようになります。オフラインのセミナーと同時開催オフラインのセミナーとウェビナーを同時開催することも可能です。ウェビナーを開催する際、本当に集客できるかどうか、配信環境や技術などの不安点を抱えている場合も多いでしょう。ある人材広告企業では、オフラインセミナーと同時開催することで、会場でのセミナー成功を担保しつつウェビナーを行っています。まとめウェビナーマーケティングは、集客しやすい、コスト削減ができる、など会場で行うオフラインのセミナーよりも開催しやすくなっています。新規顧客の獲得や既存顧客との信頼関係を構築しやすかったり、配信動画を再利用しやすかったりと、さまざまなメリットがあります。リアルタイムや録画、収録ライブと状況にあわせて配信方法を選べることもポイントといえるでしょう。シャノンでは、動画配信機能だけではなくマーケティングに役立つ機能も備えたウェビナーツールを提供しています。ウェビナーを簡単に管理できるプラットフォームで、動画配信システム「YouTube」と組み合わせて利用することにより、集客から開催、開催後のフォローまでトータルで実施できます。ウェビナー視聴・未視聴の判別や人に紐付いたアンケートの実施など、マーケティングに役立つ機能も多数搭載しています。資料やカタログも用意しているので、ウェビナーについてより詳しく知りたい方は、確認してみてください。
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こんにちは、シャノン/マーケティング部の藤井と申します。昨今はウェビナーに対する関心が非常に高まっていると感じています。この記事をお読みの方にも、そのようなご状況の方がいらっしゃるかもしれません。今でこそシャノンは定期的にウェビナーを開催していますが、実ははじめた当時、ウェビナーを運営した経験のある人はチームに一人もおりませんでした。そこで今回は当時を振り返り、どのように初心者が第一回ウェビナーを実施したのかについて書きたいと思います。ウェビナー実施のハードルは思ったよりも高くないことがお伝えできればと思っています。目次どうしてウェビナーをはじめようと思ったのかウェビナーのはじめかた1.動画配信システム2.機材・環境3.コンテンツいざ当日!はじめてのウェビナー配信で気を付けたいこと1.ペースメーカーの設置2.配信開始時間を余裕をもって設定さいごにどうしてウェビナーをはじめようと思ったのかそもそも私がウェビナーを開催しようと思ったきっかけは、「新しいことに挑戦がしたかったから」です。当時はインサイドセールスチームの課題として、「電話以外での興味関心引き上げ」が上がっていました。そのときチームで話し合い、ウェビナーをやってみようという話がでました。面白そうだしやってみたい、と思い取り組み始めたのが最初です。ウェビナーのはじめかたウェビナーを実施すると決めてから、準備しなければならなかったものは以下の3つです。動画配信システム機材・環境コンテンツ1.動画配信システムまず、ウェビナー動画の配信システムにはYouTubeLiveを選びました。ポイントは費用と、スライドを使用した配信ができる点です。当時経験者がいない中はじめての取り組みであり、ウェビナーの効果も未知だったため大きな投資は出来ません。その点、YouTubeは無料であり、ブロードキャストソフト(OBSStudio)を使用すればスライドを投影した配信も可能だったため要件を満たしていました。ツールの操作には多少慣れは必要ですが、何度か自分で配信開始から終了まで通して設定してみることで要点を掴むことができます。テスト的に「まずやってみよう」という場合には、YouTubeLiveはおススメです。2.機材・環境ふたつめは、配信時機材の準備です。最低限必要なPCとモニターのほかに、ライトやマイクも準備しました。▼準備した機材一覧マイクはもともと社内でWEBミーティングをする際に使用していたものがありましたが、ライトは持っていなかったので新しく購入しました。(ネットで3500円程)テスト配信を行ってみたところ、PC付属カメラだけでは画面が暗かったのでライトも買ってよかったなと感じました。正直スピーカー側としては写りもある程度は気になるので、必要な投資です。3.コンテンツコンテンツは、普段の活動だった「インサイドセールス」を題材に用意しました。ウェビナーという慣れない環境で話さなければならないため、題材は自分にとっての話しやすさを基準に選びました。▼当時使用したスライドの一部ウェビナーの時間は「30分」にしました。リアルセミナーと比べて、視聴者の集中力が長く続かないのではないかと考えたことが理由です。また、私自身が環境に慣れていない中、PCに向かって1時間話し続けることにも抵抗がありました。結果的には30分にしてちょうど良かったと思っています。自分の得意なテーマなら30分位の内容を用意することは難しくなかったですし、コンテンツに自信を持って話すことができました。いざ当日!はじめてのウェビナー配信で気を付けたいこと配信体制が決まればあとは普段のセミナーとやることは変わりませんので、あっという間に本番を迎えました。当日は大変緊張していました。▼当日の様子こうしてウェビナーを実施してみて感じた、はじめての配信で気を付けたいポイントは以下の2つです。1.ペースメーカーの設置慣れるまではスピーカーの目の前に「ペースメーカー」がいると話しやすいです。リアルセミナーと異なり、ウェビナーは聞き手の顔が見えません。PCにむかって話し続けるため、話しにくいと感じる人も多いかと思います。私も聞き手の顔が見えない状況でプレゼンをした経験はなかったので、「きちんと声が届いてるのか、配信出来ているのか」と、はじめはかなり気になりました。そのときに、ペースメーカー役のひとに目の前で相槌を打ってもううことでだいぶ話しにくさが解消されました。2.配信開始時間を余裕をもって設定配信開始時間は、若干余裕をもって設定したほうが安心です。特にYouTubeLiveは、ブロードキャストソフトとの繋ぎこみがあるため一通りの操作が定着するまでは、直前でうまく繋げないと焦ってしまいます。私たちがはじめてウェビナーを行った時は、開始3分前に繋いだところなかなか上手くつながらず定刻通り開始できるかひやひやしました。(無事つながりましたが)それ以降は、最低でも15分前には配信開始をしてマイク・映像テストを行い、終わったら「開始までもうしばらくお待ちください」というスライドを投影するようにしています。さいごにいかがでしたでしょうか?今回は初心者がどのようにウェビナーをはじめたのか書いてみました。意外とウェビナーは簡単にはじめられることは伝わりましたでしょうか?なお、今回紹介した内容は、以下の資料にも記載されています。「もっと詳しくはじめかたを知りたい!」という方は、ぜひこちらの資料もダウンロードしてみてください。ウェビナーはじめかたガイド次回のブログでは、ウェビナー実施の効果や感想について触れていきたいと考えています。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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ウェビナー集客を成功させるためには、メール施策のほかにもさまざまなチャネルを設け、各チャネルで顧客とのタッチポイントを強化していく必要があります。担当者の負荷と予算を抑えつつ集客効果を高めるなら、SNSへの投稿やキュレーションサイトの活用なども有効です。本記事では、ウェビナーへ年間約1.1万人を集客し、97.9%という高い満足度を獲得しているシャノンの実績をベースに、コツコツと小さな改善から成果を生み出すウェビナー集客のコツをお伝えします。目次SNSの投稿はメール集客と連動させるキュレーションサイトでシェアするプレスリリースを活用するトップページからの導線を作る1か月前にはページを公開するフォーマットを決めて改善サイクルを回すABテストを実施するまとめウェビナー集客を改善するために小さく始められることSNSの投稿はメール集客と連動させるSNSを使って集客する場合は、集客メールの配信のタイミングに合わせて、少なくとも3回以上は投稿するようにします。何度も同じ内容を投稿することでフォロー外しにつながることを心配する必要はありません。実際、商品の購入を促すために週に繰り返し同じ投稿をしても、フォロワーは減らなかったという事実があります。たとえば、今日Twitterで誰がどんなことを投稿していたかを事細かに覚えている人はほとんどいません。SNSでは、フォロワーが減ることを必要以上に心配しがちですが、数多く投稿し、いかに多くの人の目に触れる機会を作れるかが非常に重要です。Web集客を小さく始めるなら、地道にSNSの投稿を続けていくことも大切です。キュレーションサイトでシェアする一方で、これからフォロワー数を増やしていこうという場合は、さまざまなコンテンツが集合しているキュレーションサイト(特定のテーマに絞って情報を整理したサイト)の活用がお勧めです。キュレーションサイトは無料でアカウントを作成でき、無料で情報をシェアできるので便利です。シャノンでは、ビジネスパーソンや就活生必携のソーシャル経済メディア「NewsPicks」や、ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」などを利用しています。いずれも使い方は簡単です。たとえば、「はてなブックマーク」なら、URLをコピー&ペーストしてブックマークするだけです。たったこれだけの手間で、毎回一定数を集客できています。無料で実施できる施策を利用しない手はありません。プレスリリースを活用する企業の製品やサービス、取り組みなどの認知度向上に役立つのが、プレスリリースです。意外に思われる方もいるかもしれませんが、ウェビナー集客においてもプレスリリースの活用は有効です。シャノンが実施しているウェビナーの申込者のうち、8%がプレスリリースを見て申し込んでくださったお客様です。ウェビナーに参加した100名のうち8名がプレスリリース経由だと考えると、その効果は無視できません。プレスリリースの作成は手間がかかるイメージがありますが、実は、ウェビナーのランディングページの構成と大きく変わりません。一般的なプレスリリースは、上から「タイトル」「キービジュアル」「概要」で構成されており、ランディングページの内容をコピー&ペーストすれば完成します。言い換えれば、ランディングページには、プレスリリースで配信する要素がすべて揃っていることになります。新製品発表のイメージが強いプレスリリースですが、多くの企業がウェビナーの開催を案内するプレスリリースを配信しています。シャノンでは、PR会社経由で、毎回約25媒体にウェビナー開催のプレスリリースを掲載しています。その中には、「読売新聞オンライン」「ニコニコニュース」「エキサイトニュース」などの有名サイトも含まれます。ウェビナーの開催が決定したら、集客施策の一つにプレスリリースを加えてみてください。トップページからの導線を作る多くの人が訪れるWebサイトの活用も、ウェビナー集客に有効です。ウェビナーの情報はトップページからアクセスしやすい場所に配置します。トップページはステークホルダーが多く、関連部署との調整が生じたり、Web制作会社に更新を依頼する必要があったり、手間がかかるケースもあります。トップページからの導線を簡単に作るなら、ポップアップの活用がお勧めです。シャノンがトップページに表示されるポップアップのクリック率を検証した結果によると、1~2%でした。1~2%と聞くと、それほど効果がないような印象を受けますが、トップページに1万人のアクセスがあるWebサイトでは100人がクリックすることになり、案外無視できない数字であることがわかります。つまり、できるだけ多くの人が集まる場所に導線を作ることが重要だと言えます。ブラウザの一部にポップアップを表示させるのは、それほど難しいことではありません。手間味噌にはなりますが、シャノンのマーケティングオートメーションなら、3ステップでポップアップ表示の設定が完了します。毎回Web制作会社に依頼する必要もなく、トップページからの導線を簡単に作れます。1か月前にはページを公開するでは、ポップアップをクリックした先のランディングページは、どのくらいのタイミングにオープンしておけばよいのでしょうか。ウェビナー開催前は準備に追われ、気づいたら1か月を切っていた、ということになりがちです。しかし、シャノンの調査によると、2週間前にページを公開した場合、1か月前にページを公開した場合と比べて50%程度申込者数が減ってしまうことがわかりました。根性論になってしまいますが、申込者数を増やすためには、少なくとも1か月前にはページを公開したほうがよいと言えます。フォーマットを決めて改善サイクルを回すここまで、それぞれのチャネルで改善できることについて説明してきましたが、改善への取り組みをさらに確実にするためには、「振り返り」が重要です。振り返りを丁寧に行うためには、フォーマットを決めて改善サイクルを回す必要があります。シャノンでは、メールのタイトルを軸に、「クリック率」「申し込み率」「停止率」の3つの指標を設定して振り返りを実施しています。メールにはタイトル以外にも、本文や、送信時間、差出人など、さまざまな要素がありますが、その中でなぜタイトルを軸にするのかというと、タイトル次第で申込者数が大きく変化するからです。申し込み率が2倍になることもあります。継続的に振り返りを行い、改善への取り組みを成功につなげていくためには、シンプルに、かつ影響が大きいところからスタートするのがポイントです。ABテストを実施するより良い改善策を見つけ出すのに効果的なのが、ABテストです。ABテストとは、AとBでどちらがより成果を生み出せるかを検証するために行うものです。バナーのデザインや、Webサイトのレイアウトなど、パターンの異なる2つの比較対象物を用意し、クリック率やコンバージョン率を比較します。2つのパターンをシンプルに比較できるのが特徴です。シャノンで実施した具体的な例をご紹介します。次の例は、過去に実施したウェビナーの集客メールのタイトルを比較した例です。成功をイメージさせるAのタイトルより、失敗しないことを強調したBのタイトルのほうが180%も申し込み率が高いという結果になりました。この結果から、ネガティブな感情に働きかけるほうがより興味を喚起できそうだということがわかります。このように、なぜそうなったかを考えて仮説を立て、検証を行い、改善サイクルを回していくことが重要です。まとめ本記事では、さまざまなチャネルを使ったウェビナー集客について、シャノンで実際に効果があった例を交えながら解説してきました。ここで紹介したのは、いずれも少ない人員、少ない手間、少ない予算で実施できる施策ばかりです。多くのリソースを必要とする施策に着手する前に、まずは目の前の小さな改善から始めてみてください。ウェビナー集客を改善するために小さく始められることSNSの投稿はメール集客と連動させて複数回投稿する無料で利用できるキュレーションサイトで情報をシェアするランディングページの内容を流用してプレスリリースを出すトップページにポップアップを配置してウェビナーページへの導線を作るフォーマットを決めて改善サイクルを回す余裕を持って1か月前にはランディングページを公開するABテストを実施してより良い改善策を導き出す
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コロナ禍でマーケティング活動のオンラインへの移行が加速し、ウェビナーの開催が増えています。しかし、数多くのウェビナーが乱立する中で、集客の悩みを抱える企業担当者も少なくありません。シャノンでは、ウェビナーへ年間約1.1万人集客し、97.9%という高い満足度を獲得しています。はじめからこの数値を達成できていたわけではなく、小さな改善をコツコツと地道に重ねた結果です。今回は、シャノンがこれまで実践してきた経験とノウハウをもとに、ウェビナー集客に欠かせないメールの施策について、3つのポイントをご紹介します。目次1回のウェビナーにつき集客メールは3回送る3回のメール配信結果による参考数値<ポイント2>脇役メルマガを積極的に活用する<ポイント3>メルマガのファーストビューから集客するまとめウェビナー集客に欠かせないメールで実践したい3つの施策1回のウェビナーにつき集客メールは3回送るウェビナーへの集客を目的としたメールは、少なくとも3回は配信するようにします。同じ内容のメールを3回配信するのではなく、配信対象を属性や行動履歴などで絞り込み、それぞれの対象に最適化されたメール(セグメントメール)を配信します。1回~3回の配信対象と内容は次のとおりです。1回目:ウェビナー開催2週間前に「メルマガ」を送る接点を持つ全員を対象に、該当のウェビナーがメールのタイトルになったメールマガジン(シャノンではこれを「主役のメルマガ」と呼んでいます)を配信します。2回目:ウェビナー開催1週間前に「単独メール」を送る一年以内にWebへアクセスがあった方を対象に、ウェビナーのご案内に絞り込んだメールを配信します。3回目:ウェビナー開催前日に「直前再案内メール」を送るウェビナーのランディングページへアクセスしたものの申し込みに至らなかった方を対象に、単独メール同様、ウェビナーのご案内に絞り込んだメールを開催前日に配信します。3回のメール配信結果による参考数値複数回配信することで配信停止が増えることを心配する必要はありません。シャノンの実績(表1参照)では、1回目のメールで配信停止率が0.15%だったのに対し、2回目のメールでは0.05%、さらに3回目のメールではほぼゼロになっています。配信対象と内容を絞り込むことで、配信停止率は上がるのではなく、逆に下がっています。一方、メールでの集客率の変化を見てみると、3回配信した場合の集客率を100として、1回目のメルマガの集客比率が45%、2回目の単独メールは50%、3回目の直前再案内メールは5%となっています。メールを1回しか配信しない場合、約50%の機会を逃してしまうことになります。表1.各メールの配信結果による参考数値これらの結果から、集客メールは1回または2回よりも、3回配信するほうが効果的であることがわかります。1回ごとに配信対象を絞り込み、内容を最適化することで、むしろ集客率の向上が期待できます。<ポイント2>脇役メルマガを積極的に活用するメルマガでは、ブログ記事の告知、新機能のリリース、イベント出展のお知らせなど、さまざまな題材を扱います。メール配信による集客力を高めるためには、ウェビナーのご案内をメインの記事として扱うのではなく、脇役の扱いにする(シャノンではこれを「脇役メルマガ」と呼んでいます)と効果的です。メルマガの下部に挿入したコンテンツからでも効果的に集客できることは、シャノンの実績からもわかっています。もう少し詳しくご紹介します。ブログ記事がトップに配置されたメルマガの例ウェビナーのご案内が上から4つ目に配置されたメルマガから、21名もの申し込みがありました。しかも、トップに配置されたブログ記事とウェビナーの内容に親和性がまったくなくても、多くのコンバージョンを獲得できました。脇役メルマガの配信回数シャノンの実績から、脇役メルマガ(ウェビナーのご案内を脇役記事として扱ったメルマガ)の配信回数も集客に影響することがわかっています。集客数が100人以下だったウェビナーでは1.5回、集客数150人以上を記録したウェビナーでは8.4回でした。つまり、多くの集客数を獲得したウェビナーほど、脇役メルマガの配信回数が多くなっています。主役ではなく、脇役としての小さな扱いでも、ウェビナーのご案内が掲載されたメールを数多く配信し続けることで、集客率は確実にアップすると考えられます。<ポイント3>メルマガのファーストビューから集客するメルマガには必ず目次を付けます。シャノンが目次の有無でABテストを実施したところ、ファーストビューに目次を配置したメルマガのほうが、目次がないメルマガより、コンバージョン率は約4倍、クリック率も約1.6倍に上昇しました。過去に繰り返し実施してきたABテストのすべてにおいて、同様の結果が得られています。このことから、メルマガに目次は必須と考えることができます。ではなぜ、これほどまでに違いで出るのでしょうか。目次がないメルマガでは、スクロールしないと配信内容のすべてを把握できませんが、ファーストビューに目次が配置されていると、メールを開いた瞬間に複数のコンテンツが目に飛び込んできます。スクロールしなくても内容を把握でき、興味のある記事を素早くクリックできます。この違いが、コンバージョン率、クリック率の差につながっていると考えられます。まとめ本記事では、メールによるウェビナー集客について、シャノンで実際に効果があった例を交えながら解説してきました。いずれも、それほど難しい取り組みではありません。小さな工夫が集客を大きく改善する可能性もあります。まだ実践していない取り組みがあれば、すぐにでも着手してみてください。ウェビナー集客に欠かせないメールで実践したい3つの施策1回のウェビナーにつき集客メールはセグメントを変えて3回送る本文にしかウェビナー情報が載っていない脇役メルマガを活用するメルマガのファーストビューに目次を付けてクリックを促す
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