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  • STEP01の記事では、お客様が成果を出せるようになるために必要なマーケティングの基本的な解決知識について紹介します。
    さっそくマーケティングのゴール設定やKPI設計を理解して、施策をフェーズごとに分析分析し、目標を達成するための考え方を確認してみましょう。

     

    01マーケティング全体工程・流れを理解する

    1.1 マーケティング工程を理解する

    マーケティングの最大目標は売上を上げることです。

    その売上目標を達成するために、マーケティング~営業の工程は大きく6つの工程に分解することができます。
    6つの工程を、マーケティング部門と営業部門が協力し、同じ売上目標を目指して協力体制を築く必要があります。

    6つの工程とは

    売上までの工程は、認知拡大/リード獲得/リード育成/アポイント/商談/受注の6つに分解されます。
    下記(図1)のようにマーケティング部門は認知拡大~アポイント工程まで、営業部門は、商談~受注工程までの責任を持つことが一般的とされています。

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    図1.マーケティングの6つの工程と管轄部門の関係性

     

    マーケティング部門は、売上目標達成に向けて「あと何件の受注数が必要なのか?」「あと何件の商談数が必要なのか?」を常に確認しながら、「ホットリード(受注の可能性が高い見込み顧客))」を営業部門へ送客することに責任を持つ必要があります。

     

    1.2工程とKPIの関係性を理解する

    それでは、マーケティング部門はどのようにして「 ホットリード 」の数を増やせばよいのでしょうか。

    成果を出すためには、マーケティング工程と KPI の関係性を理解した上で、マーケティング工程の ボトルネックポイント を発見し、その原因を特定する必要があります。

    その原因に対して、目的を決めて施策を実行することで成果を見込むことが可能です。
    その上で、成果を測定して PDCA を回し続けることも重要です。

    マーケティング工程とKPIの関係性を理解しよう

    本章の冒頭でも説明したとおり、マーケティング工程は「大きく6つの工程」に分解することができます。
    各工程が、健全な状態で運用されているかどうか評価するための指標をKPIと呼びます。

    6つの工程において下記図2のようなKPIの設定を推奨しています。KPIを定めることで、ボトルネックの発見が容易になるというメリットがあります。

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    図2.マーケティング工程とKPIの関係性

     

    02リード獲得に絞った簡易な流れを理解する

    2.1 リード獲得数を増やすために必要なKPIを理解する

    リード数を増やすためには、認知拡大工程とリード獲得工程の ボトルネックポイント を見つけ出し、原因を特定する必要があります。

    その原因に対して、目標を決めて施策を実行することで成果を見込むことが可能です。
    その上で、成果を測定してPDCA を回し続けることも重要です。

    acquisition_3.jpg

    図3.KPIとは

     

    2.2 例を用いてボトルネックの発見方法を理解する

    マーケティングの工程を『受注獲得』をゴールとして、4つに分類して考えてみましょう。

    目標である「受注獲得」までの工程を分けていくことによって、
    各工程ごとの課題や、その工程ごとの目標を達成するための目標(KPI)が設定できるようになります。

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    図4.KPIを逆算して考えるイメージ

     

    03KPIで目標管理をする意味・必要性を理解する

    3.1 KPIで課題を見つけることの必要性を理解する

    KPIで課題を見つけるということは、「予算目標」達成への近道となります。
    KPIを設定していない場合、『漠然と予算目標が達成できない理由はなにか』を考えることになってしまいます。

    しかし、下記図のように、KPIを実施することで「予算目標を達成できない理由はwebサイト訪問数。ではwebサイト訪問数を達成するためにはどうすればいいか」という考えから施策を具体的に打ち出していくことが可能となるのです。

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    図5.KPIの必要性

     

    04まとめ

    この記事では、マーケティングを実行する上での基本的な工程や考え方をご紹介しました。

    工程に対してKPIを設定することで、どういった施策が有効なのか少しずつ明確になってきます。
    また、KPIはマーケティング施策を成功させるためには必要不可欠な存在となります。
    成果の測定、分析を繰り返し(PDCA)、より効果的な施策を実行できるような状態をイメージできるようにしましょう。

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    STEP02

    リード獲得の実行準備をする

    SMPを運用して、新規リードを獲得するための業務の流れや、システム設定方法に関してご紹介します。

    次のステップに進む

     

     

     

     

     

    STEP01. マーケティング工程の流れと目標KPIを理解する

  • STEP02の記事では、新規リードを獲得するための方法をご紹介します。
    また、獲得したリードをSMPへ登録する方法(ハウスリストや名刺情報の登録)もこの記事で確認することができます。

    SMPを利用したリード獲得方法を理解して、マーケティング施策を成功させるための一歩を踏み出しましょう。

     

    01SMPを利用した運用の流れを理解する

    1.1 業務の流れを理解する

    デジタルマーケティング施策を開始する前に、下記図のような自社の関係者がSMPを利用できること、新規リードをSMPで獲得できること、自社の既存リードをSMPで管理できること、リードの行動履歴を分析すること、集めたリード情報をもとに営業活動につなげること、この5つを必ず行う必要があります。

    重要なことは、マーケティング施策の効果を最大限発揮するために、お客様が保有するリードをSMPで獲得・管理・分析できる状態にし、営業活動に繋げることです。

    それでは、1つ1つ実施内容を確認してみましょう。

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    図1.初期設定に必要な5つのこと

     

    02システムの初期設定を行う

    2.1 管理者追加、権限設定、システム設定

    この工程では、マーケティング活動を一緒に行う関係者のアカウントをSMPに管理者登録し、協力して施策を行える状態にを目指します。
    重要なことは、役割や責任に応じて、管理者ごとに「見ることができるデータの範囲」「実行可能なアクション」に制限をかけることです。管理者全員がすべてのデータを閲覧・編集・削除が可能な状態で利用開始すると、誤った操作によるデータの削除や上書きリスクが常に伴います。

    管理者ごとに見られるデータと実行可能なアクションに制限をかけることで、リスクの対策を行いましょう。

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    図2.各管理者の権限付与例

    管理者登録・権限設定方法を確認する

     

    2.2 自動マージの設定

    シャノンでは、SMPの利用開始前に保有リード情報をSMPへ集約し、リードの行動履歴やマーケティング活動履歴を一元管理することを推奨しています。

    SMP以外に複数のリード管理ツールをばらばらに利用したまま顧客を管理していると、情報が分散してしまいます。
    すると、正しい分析を行うことができず、正しい意思決定や正しいマーケティング施策を行うことができません。

    自動マージ機能は、面倒で手間のかかるデータの整理をSMPに自動で実行させる機能の1つで、別々に管理しているリード情報や行動履歴を統合させることが可能です。

    図の下のボタンから、自動マージについて詳細を確認してみましょう。

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    図3.自動マージ機能を利用したデータ管理の例

    自動マージ機能の設定方法を確認する

     

    03流入経路を準備する

    3.1 資料DLフォーム作成

    どの顧客が自社のどういった製品・サービスに興味があるか把握できていますか?
    顧客にとって役立つ情報や、自社製品の特性など、必要情報を効率的に提供できていますか?
    リードを獲得する・リードの購買意欲を刺激するための施策として有効なものに、資料ダウンロード施策があります。

    資料ダウンロードフォーム施策を実施し、新規リードの獲得やリード(見込み顧客)の育成を自動化し、より効率的な営業活動を行うための仕組みを構築していきましょう。

    図の下のボタンから、資料ダウンロード施策について詳細を確認してみましょう。

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    図4.SMPを利用した資料ダウンロードフォームの開設例

    資料ダウンロード施策の知識、考え方を確認する
    資料ダウンロードフォームの作成方法を確認する

     

    04ハウスリストを登録する

    4.1 名刺データのインポート、リードの一括登録

    名刺やセミナーなどで獲得した顧客データを一括登録して、集約管理できる状態にし、リードの行動履歴やマーケティング活動履歴を一元管理できるようにします。また、一元管理を行うことで、管理コストを抑え、効率的かつ効果的なマーケティング施策を行える状態にする必要があります。

    図の下のボタンから、リードの登録方法について詳細を確認してみましょう。

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    図5.既存顧客リストをSMPに取り込むイメージ

     

    SMPに名刺をインポートする

    既存顧客リスト(ハウスリスト)をSMPに取り込む

     

    05リードの行動履歴を取得する

    5.1 SMPトラッキング、GAの設定

    自社サイトに訪問してくれたユーザーや獲得したリードが、どういったページ・コンテンツに興味を持ってくれたか、把握できていますか?
    質の良いWEBページ・コンテンツを作成しても、ユーザーやリードの行動(傾向)から課題を把握し改善を行わないと効果的なマーケティングを実施する事はできません。
    結果、リード獲得が思うようにできなかったり、見込みの高いリードを逃す事になります。

    このような課題を解決するために、

    • SMPに登録されたリードの行動履歴を取得(トラッキング機能)
    • Webサイト、特定ページに訪問したユーザを取得(GoogleAnalytics)

    するための設定方法をご紹介します。

    図の下のボタンから、SMPのトラッキングやGAについて詳細を確認してみましょう。

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    図6.トラッキング機能を利用したユーザの行動履歴分析のメリット

    トラッキング機能を設定する

    GoogleAnalytics(GA)を設定する

     

    06まとめ

    この記事では、SMPを活用した新規リードの獲得方法をご紹介しました。

    SMPでリードを獲得する方法は複数存在しますが、運用するためには事前の設定が必要となります。
    初期設定時に必要な設定を実施し、新規リードの獲得に向けて準備を整えていきましょう。

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    STEP03

    送客実績を作る

    SMPでメールを活用したマーケティング運用と、
    メールマーケティングで獲得したリードの送客方法についてご紹介します。

    次のステップに進む

    STEP02. リード獲得の実行準備をする

  • STEP03の記事では、SMPでメールを活用したマーケティング運用と、メールマーケティングで獲得したリードの送客方法についてご紹介しています。

    一連の流れをイメージしながら、記事の内容を確認してみましょう。

     

    01営業送客までの流れを理解する

    送客実績を作るためには、送客までの流れを理解し、「送客実績を作る」ことが可能な状態を目指す必要があります。
    まず初めに、下記図を参考に「営業へリード情報を送客する」までの流れを確認しましょう。

    営業部へリード情報を送客するには、主に以下のような3つの工程があります。
    次の章からは、それぞれの工程の詳細をご説明します。

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    図1.営業送客までのイメージ

    資料請求フォームの工程は「STEP02. リード獲得の実行準備をする」をご覧ください。

     

    02リードが資料請求できるフォームを公開する

    2.1 資料ダウンロードフォームを公開する

    リード情報を営業部へ送客する際は、ただ手元にあるリード情報を送客するだけでは意味がありません。
    営業部が効率的に営業活動を行うためには、お客様がどういった情報に興味を示しているのかを分析する必要があります。
    そこで早速STEP02」で作成した「資料ダウンロードフォーム」を公開し、リードのセグメントに必要な情報を集めましょう。

    SMPでの「フォーム公開」方法に関しては、「資料ダウンロードフォームを作成し、見込み客の育成を自動化する:03資料ダウンロードフォーム作成手順」をご覧ください。

    • 作成した資料ダウンロードフォームのURLは、この次の章で作成するメールテンプレート内に記載するようにしましょう。
      リードの資料ダウンロード機会を損失させないために、資料ダウンロードフォームへのアクセスはできるだけ簡潔にしましょう。

     

    03訴求メールを送信する

    3.1 訴求メールの効果を出すには

    メールマーケティングは、①見込み顧客の状況に応じて段階的にメールを配信する「ステップメール」、②顧客の属性や行動に沿って分けて送信する「セグメントメール」、③情報を一斉に知らせる「メルマガ」、④しばらくコンタクトが取れていない顧客向けに送る「休眠発掘メール」というように様々な手法があります。

    この記事では、②顧客の属性や行動に沿って分けて送信する「セグメントメール」について詳しくご説明します。

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    図2.メールマーケティングのイメージ

     

    3.2 セグメントメールについて詳細を理解する

    セグメントメールとはどういったものなのでしょうか。

    例えば、資料請求を行った顧客でも「興味があまりない顧客」と「課題解決を行う手段を探している顧客」では有用な情報は全く異なります

    そのため、メール送信の際に顧客をセグメントごとにあらかじめ分けておき、それぞれの顧客の状況に合わせたメールを送信することで、顧客にとって興味のある情報をピンポイントで届けることができます。

    つまり、セグメント分けを行う目的は、顧客の状況に合わせた情報をメールで送信することで、顧客の反応率の向上を高めることが目的となります。

    セグメントメールでは顧客のニーズを絞り込み、適切な相手へ的確なタイミングで情報を提供できるため、開封率URLのクリック率の増加メルマガ解約率の改善などが期待できます。

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    図3.セグメントメールのイメージ

     

    3.3 実施の流れを理解する

    セグメント分けを行った後は、主に以下の流れでメールの送信を行っていきます。
    ここでは、セグメントメールを送信するまでの大まかな流れをご説明します。
    SMPでの詳細な設定方法に関しては、「SMPでメールを送信してリードを育成しよう」をご覧ください。

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    図4.セグメント分け後のメール送信までの流れ

     

    3.4 実行の準備を整える

    セグメント分けを行う際には、大まかに以下の流れで行います。

    1. WEBページからのアクセス(情報収集)
    2. セグメント分け
    3. セグメント別にメール配信

    まずは必要な情報を取得し、リード別の状況に応じてセグメントを分けていきます。
    その後、セグメント別にメールを配信を行います。

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    図5.セグメント分けの流れ概要

    上記概要ではトラッキング   と役職からセグメント分けを行っていますが、目的や課題に沿って、対応策を決めたうえで必要な情報を選択し、セグメント分けを行っていきます。

     

    設計例

    今回は「リードの立場にあった欲しい情報を提供し製品価値を伝える。」ことを目的として定めた場合に、どのように設計・セグメント分けを行っていくのか具体的な流れを例としてあげます。

    情報の抽出

    セグメントを分けるにあたり、以下表のように必要な情報を抽出します。

    目的を明確にしたうえで、それに対する課題を上げます。
    課題から対応策を決めることで、SMP上のどの情報が必要になるのか、利用するのかを決定します。

    その際に使用する「利用情報」については、セグメントを分けるうえでの軸になります。

    必要項目  
    目的 リードの立場にあった欲しい情報を提供し製品価値を伝える。
    課題 お問い合わせ・資料請求数が安定しない・増えない。
    対応策 リードの役職有無とサイト訪問ページ数   に応じて、提供する情報を出し分ける。
    利用情報 -リード項目「役職」
    -トラッキング履歴「アクセスページ数」

     

    セグメント別にメールを配置

    まとめた情報を参考に以下表のように、「役職」「アクセスページ数」の二つの軸を用いて4つにセグメントを分けます。

    以下例では、リードの立場に合わせ情報を提供することで、自社製品に興味を持っていただき、
    お問い合わせ数・資料請求数を向上させるために、リードを属性情報(役職)と行動情報(サイト訪問数)でセグメンテーションを行い、各セグメントに対してのアプローチ方法を決定しています。

    各メールの定義については次項で説明します。

    ※今回は4つで分けていますが、必ずしも4つのセグメントで分ける必要はございません。

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    図6.セグメント分けの考え方

     

    メールの送信

    分けたセグメントに適したメールの送信を行います。
    各セグメントごとに、どの情報を欲しているのか仮説を立て、リードが次のアクションに繋げていけるようなメールの内容を設定します。

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    図7.セグメントに適したメール内容の策定

    具体的な設定方法はこちら

     

     

    04資料DLフォームの登録リードを営業へ送客する

    4.1 送客の流れを理解する

    マーケティング用語における「送客」とは、集客した顧客を営業部門に送り実際の売上に繋げることを指します。

    営業部に商談化率の高いホットリードのリード情報を引き渡すことによって、リードの行動等の実態に基づいたアプローチを検討することができ、実際の商談、売上に繋げることができます。

    ここでは、リードを他部署に送客するまでの大まかな流れをご説明します。
    SMPでの詳細な設定方法に関しては、「SMPでリード情報を育成送客しよう」をご覧ください。

    4.2 送客の準備を整える

    SMPで、営業へ商談対象リードを共有・管理する方法は大きく4つあります。

    • 外部のSFA   ツールと連携して共有する方法
    • SMPのSFA機能を利用して共有する方法
    • SMPのリスト機能を利用して共有する方法
    • 対象リードをCSVでダウンロードして共有する方法

    その中でも、まず簡易に始めることができる、「SMPのリスト機能を利用して共有する方法 」と、「対象リードをCSVでダウンロードして共有する方法」 について、本章では紹介します。

    3.2.1 SMPのリスト機能を利用して共有する方法

    管理者がSMPに登録されたリードをリスト化し、営業部がSMPにログインしてリストを確認する方法です。

    SMPでは、リード個人の情報のほか、メールへの反応、セミナー参加状況、サイトへのアクセスログ等が集約されているため、営業部が直接SMPにログインすることですべてのリード情報を確認することが可能になります。

    また、営業部がSMPにログインすることによって、営業部がリードに対して行った活動履歴を残すこともできます。

     

    3.2.2 対象リードをCSVでダウンロードして共有する方法

    管理者がSMPに登録されたリード情報をCSVファイルとして出力し、営業部へ共有する方法です。
    営業部はSMPにログインせずに、共有されたファイルをもとに営業活動を行います。

    しかし、SMPでは一つのCSVで全てのリード情報を出力することができず、申込履歴、サイトへのアクセスログ等それぞれのCSVをダウンロードする必要があります。

    ですので、管理者は営業部への共有時に、それぞれでダウンロードしたファイルを一つにまとめるといった手間が発生してしまいます。

     

    3.2.3 2つの方法の違い(メリット/デメリット)について

    これまでにご案内してきた2つの方法について、
    シャノンでは、「営業部がSMPにログインしてリード情報を確認する方法」を推奨しております。

    それぞれのメリットとデメリットを、以下の表にまとめています。

      メリット デメリット
    SMPのリスト機能を利用して共有する方法
    • 営業部がすべての顧客周辺情報を確認できる
    • 営業が顧客に対しての活動履歴を残すことができる
    • SMP利用者が情報をまとめる手間が不要になる
    • 一定のユーザー数を超える場合ライセンス費用が発生する
    対象リードをCSVでダウンロードして共有する方法
    • ライセンス費用が発生しない
      ※営業部のユーザー登録がないため、費用の追加が不要
    • 営業部に渡せる情報に限りがある
    • 営業部が顧客に対して実施したアクションの履歴をSMPに残すことができない
    • 営業部に渡すための情報の作成の手間が大きく増える
     
     

    05まとめ

    この記事では、SMPでメールを活用したマーケティング運用と、メールマーケティングで獲得したリードの送客方法についてご紹介しました。

    セグメント分けの基準は、今回の設計例以外にも変更することが可能です。
    基準は目的に合わせて、設計を行うようにしましょう。

    また、メールマーケティングと併せて獲得したリードの送客を行うことで、ホットリードから商談、売上に繋げられるようにリード情報を有効的に活用していきましょう。

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    STEP04
    KPI目標を立て、管理する

    顧客を理解(カスタマージャーニーマップを作成)し、有効な施策を実施するための考え方や施策の決め方、優先順位に関してご紹介します。

    次のステップに進む

    STEP03. 送客実績を作る

  • STEP04の記事では、KPI目標の考え方やKPI実績の取得方法をご紹介しています。

    施策を「何となくこれから行ってみよう」ではなく「○○だからこの施策の実行が優先度が高い」と根拠をもって実行できるよう、「実行すべき施策の洗い出し」「施策の実行優先度」を考えるための材料を一緒に作りに行きましょう。

     

    01顧客を理解する(カスタマージャーニーマップ作成)

    1.1 作る目的を理解する

    シャノンが実施しているスタートアップトレーニングを終え、次にやるべき内容を検討する段階の方が多いのではないでしょうか。

    施策がどのような流れをたどればいいのか見通しが立てられない場合に、カスタマージャーニーマップを作成することで「実行すべき施策の洗い出し」「施策の実行優先度」を考える材料になります。

    カスタマージャーニーマップの各工程で、顧客の動きや、アクションに対する顧客の心情を洗い出すことで、自社に合った施策の特定を行える状況を生み出すことが可能です。

    なんとなく施策を進めるのではなく、根拠をもった施策を実行するためにカスタマージャーニーマップの作成を行いましょう。

    作成にあたり、まずはじめにシャノンで用意した簡易的なカスタマージャーニーマップのサンプルテンプレートをご利用ください。

    SMPを使ったマーケティングを始めたばかりの方が行う基本的な運用に基づいたサンプルテンプレートです。
    このテンプレートでは、ゴールを「フォームへの申込(リードの新規獲得)」とし、実際の顧客の行動の流れと発生するであろう課題をまとめています。

     

    カスタマージャーニーマップ

    シートのダウンロードはこちら

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    ※テンプレートに記載がない工程が複数ある場合は、行を追加して使用することも可能なため、運用に沿ったカスタマージャーニーマップの作成を行ってください。

     

    1.2 作る時の考え方やポイントを理解する

    「1.1 作る目的を理解する」で記載したサンプルテンプレートは、今回の初期段階の使用にとどまらず、今後レベルを上げて運用をし続けていく中で再検討していく必要があります。
    本章では、カスタマージャーニーマップの基本的な考え方をサンプルテンプレートを基に説明します。

    STEP1. 顧客の期待値を洗い出す

    期待値を洗い出すために、まずはA列~C列の記載から行います。
    各工程を整理し、それぞれのシチュエーションにおいて顧客はどのようなことを考えるのかを想像して書き出します。

    施策を何となくこれから行ってみようではなく、顧客が考えていることに仮説を立てることで、効果の高い施策を検討できる状態にします。

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    図1.A列~C列のイメージ

    A列~B列:シチュエーション

    まず、貴社が提供する運用業務に対する大きな工程・その工程で行われる要素を整理します。
    ポイントは、最初に工程(STEP1を参照:リンク等で飛べるようにする)を書き出すことです。
    自分達はどの工程の業務を構築していて、構築していないものは何かを明確にします。

    その次に、各工程で「お客様」が実行する要素を書き出していきましょう。
    このシチュエーションは細かく考えることで課題をより鮮明化できます。

    例えば、認知の工程での「解決したい課題を検索する」にしても、スマートフォンを利用するのか、PCで検索するのか等で細分化することが可能です。

    ただし、まずは大きな流れを書き出すことを意識することが大切です。

     

    C列:顧客は何を考えているか

    C列では、各シチュエーションで顧客が求めている要素や考えているであろう要素を想像して書き出していきます。
    あまり詳細にこだわらず、自分がその立場であれば、を想定して恐れずに書き出していきましょう。
    実際に自社サイト等を触りながら書き出すと想像が付きやすくなります。

     

    STEP2. ペインの洗い出しと対策を検討する

    顧客の期待値を洗い出した後は、顧客、自社のペイン(悩み/原因)を洗い出します。「自社のペイン」に対して、どのように対策・解決を行っていくのかを考えることで、自社に合った施策を特定するための検討材料として利用します。

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    図2.D列~F列のイメージ

    D列:顧客のペイン

    実際に貴社のWebサイトやメールに触れた場合に、顧客はどんなことを思うだろう、を書き出していきます。
    ここでは、マイナス面での顧客の気持ちをメインにします。この工程も、自社サイトや実際に送信しているメール等を確認しながらだとイメージがしやすくなります。
    今後必要な解決策を明確にすべき要素ですので、できるだけ出していきましょう。

     

    E列:自社のペイン

    顧客が受けるマイナス感情を生んでしまっている自社の原因を書き出していきます。
    これがそのまま解決すべき課題の方向性となってきます。

    解決策を想定しながらではなく、あくまで何が原因なのか、何を自社が提供できていないのか、何が自社の解決したい課題なのか、から書き出していきます。

    書き出すにあたり、解決手段・施策ありきで書き出してしまうと、顧客の課題解決が目的ではなく、施策を実行することが目的になってしまうので気をつけましょう。

     

    F列:どうすれば解決するのか

    サンプルテンプレートでは、想定される解決手段を記載しています。
    シャノンのサポートサイトや、世の中のWebページ等から、「自社のペイン」を解決する手段を探して記載していきましょう。

    ここで解決方針が出せたら、サポートサイトで記事を検索する等を行い、具体的な解決策を見つけていきます。

     

    1.3 実際にやってみる

    サンプルでは様々な解決手段を記載していますが、自分たちの状況によっては実行の優先順位は異なります。そのために、まずはじめに実行の優先順位を決めていく必要があります。

    マーケティング初心者の方は、顧客が「申込フォームから個人情報を入力してもいい」と思えるコンテンツが不足していることがよくみられます。

    しかしながら、「提供できるもの」「提供できる価値」の二つが存在しないことには、顧客はフォームに登録する理由がありません。ウェビナーやセミナーの実行、ダウンロードできる資料を増やす等、「顧客がフォームに登録してもいい理由」を優先して用意しましょう。

    施策の洗い出し、優先順位が決定したら、以下の表を参考に、シチュエーションに沿ってサポートサイト内のコンテンツを探していきます。

    シチュエーション どうすれば解決するか
    解決したい課題を検索する
    会社の情報やサービス・製品の内容を確認する
    • Webページの最適化
    • 製品ページの作成
    資料ダウンロードやお問い合わせフォームに遷移する
    フォームに登録する
    ★ゴール(登録顧客を営業へ渡す)
    • フォームの見直しや最適化
    メールを受け取る
    メールURLクリック
    • メールデザインの見直し(A/Bテスト)
    Webページ訪問
    (製品やサービスページ・メディア記事への訪問)
    • LPや案内ページの最適化
    フォームに登録する
    ★ゴール(登録顧客を営業へ渡す)
    • フォームの見直しや最適化

     

    02KPI目標を立てる

    皆さんが目標を設定・管理しやすいよう、一般的なマーケティングの予算管理を目的としたシートをご用意しています。
    本ページの説明は、本資料を用いて行いますのでぜひダウンロードボタンから資料をダウンロードしてご利用ください。

    マーケティング予算管理シート(簡易版)

    シートのダウンロードはこちら

    journey-map_4.png

     

    2.1 KPI目標の立て方を理解する

    目標・KPIを定めることで、「どの工程に対して、どのような改善を行えば目標を達成できるのか」を明確にすることが可能です。

    マーケティングでは「多くの人に自社について知ってもらい、その中から商品を購入する人をいかに残すか」がポイントになります。
    そのためには、まず目標・KPIの設計を行う中で「どれくらいの人数に自社を知っていただく必要があるのか」「その人たちをどれだけ効率的にゴールまで導くのか」を明確にすることが重要です。

     

    2.2改善が必要な工程を理解する

    今回は例として、購入をゴールとした「認知⇒獲得⇒商談⇒購入」の流れを図としてあらわしてみます。

    下記図(図1)を見ると、獲得から商談の工程に移行する間で多くの人が減っていることから、「この工程に問題がありそうだ」ということが分かります。

    そこから問題に対してピンポイントで改善施策を実施でき、問題を改善することでより多くの人をゴールに導くことが可能となります。

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    図3.ゴール到達までの流れ

    次項では、その具体的な方法をご案内します。

     

    2.2 KPIの目標を立てる

    計画の最初では「売上目標の達成のために各工程で必要な要素の数(=KPI)」を明確にすることが大切です。
    そのためには売上目標をたて、目標値から受注率などを踏まえ逆算することで、目標達成のために必要なKPIの値を算出することが可能です。

    例えば、目標を「年間1,000万円の売上」「受注単価20万円」とした場合は、以下図(図2)のような考え方ができます。

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    図4.目標達成に向けた考え方

     

    03KPI実績値を取得する

    3.1 KPI実績値の取得方法を理解する

    マーケティング予算管理シートの「予算策定シート(簡易版)」を使用することで、ゴールの目標金額から各工程のKPIの値を算出することが可能です。

    シート内の必要な項目に以下順番で値を入力すると、各工程での必要な値が表示されます。

    1. 受注金額
    2. 平均受注単価
    3. 受注率
    4. 商談化率
    5. サイトコンバージョン率 

    今回は「2.2 KPIの目標を立てる」で策定した値を入力し、ゴール達成のために必要な各工程の値はどれぐらい必要なのかを自動で算出してみます。

    年間のKPIを算出することで、必然的に月ごとの目標数も明確にすることが可能です。
    次項では月ごとの目標値を使用し、実績とのGAPを確認します。

    journey-map_7.gif

    図5.予算策定シートの入力

     

     

    3.2 KPI実績値を取得する

    お客様のフェーズに合った改善施策を行うために、工程ごとのKPI実績取得方法を確認してみましょう。
    以下の記事より詳細を確認することが可能です。


    例えば、サイト訪問数やユーザ数等、Webサイトへのアクセス状況の実績値をGoogleAnalytics4(GA4)を利用して確認します。

    journey-map_8.png

    図6.PV(ページビュー数)のイメージ

    KPI実績値の取得方法を確認する

     

    04まとめ

    この記事では、カスタマージャーニーマップを活用したKPI目標の考え方をご紹介しました。

    施策を実行する際には、「実行すべき施策の洗い出し」「施策の実行優先度」を考えるために
    カスタマージャーニーマップを作成して、自社に合った施策の特定できるようにしましょう。

    journey-map_9.png


    STEP05

    KPI目標の改善PDCAを実施する/strong>

    ボトルネック工程のKPIを改善するための解決施策の見つけ方や、改善状況の確認方法をご紹介します。

    次のステップに進む

     

     

     

    STEP04 KPI目標を立て、管理する

  • STEP05の記事では、ボトルネックとなっている工程を解決へ導くための方法をご紹介しています。
    解決策の見つけ方、解決施策の実行、改善状況の確認の流れを理解し、目標・KPIを達成できる状態を作り上げていきましょう。

     

    01解消に向けた解決策を検討する

    1.1 マーケティング工程におけるボトルネックを確認

    各工程のKPIを算出後、ボトルネックを確認するために引き続きマーケティング予算管理シートの「〇〇年度_全体管理シート (簡易版)」に実績の入力を行います。

    主に入力する項目は以下の4つです。

    • サイト訪問 実績数
    • リード獲得 実績数
    • 商談獲得数
    • 受注獲得 実績数

    improvement_1.png

    図1.実績シートの入力

    入力を行うことで、全項目で算出した各工程の目標数と実績の確認を一か月ごとに行えます。
    そのため、目標数と実績数のGAPを認識することが可能となります。

     

    improvement_2.png

    図2.目標数と実績数のGAPの確認

     

    工程は前からうしろに流れるため、特定の工程から数字が悪くなってしまっている場合、そこが貴社の ボトルネック と考えることができます。

    improvement_3.png

    図3.ボトルネックの確認

    このボトルネックを解消することが、次に行うべきアクションです。

     

    1.2 解決策の探し方を理解する

    ボトルネックとなっている工程が特定できたら、次はその工程のKPIを改善するために解決策を探します。
    シャノンのサポートサイトでは改善したいKPIから解決策を絞り込むことが可能です。

    改善したいKPIに対して、どのような解決策が存在しているのか、記事を参考にしながら改善を進めていきましょう。

     

    マーケティング課題の解決策を見つける

     

    また、必要な情報はサポートサイトだけではなくインターネットからも探してみましょう。
    サポートサイトだけでは得られない情報が見つかるかもしれません。

     

    02解決施策を実施する

    2.1 課題解決コンテンツを見ながらやってみる

    施策を定常的に行うことで、工程ごとのKPIだけではなく工程内部の細かなKPI成果からの改善を行いたいと感じるはずです。

    マーケティング予算管理シートには、各工程のシートが存在しています。
    そのシートにはより粒度の細かい詳細KPIの例が用意されています。

    確認後はマーケティング予算管理シートで実績を管理し、より詳細なボトルネックの特定・改善につなげていきましょう。

     

    03KPIの改善状況を確認する

    3.1 KPI実績値の取得方法を理解する

    改善施策は状況も確認するようにしましょう。
    次のKPI目標へ役立てるために、ボトルネックがどれ程改善されたのかを分析し、目標を達成するためにPDCAを回していきます。

    改善状況の確認方法は、KPI目標を立てる際に用いたマーケティング予算管理シートを活用していきます。
    実績値を入力し、ゴール達成のために必要な工程の洗い出しを行いましょう。

    さっそくSTEP04に戻り、KPI実績値をマーケティング予算管理シートに入力してみましょう。

     

    STEP04 KPI目標を立て、管理する

     

    04まとめ

    施策を定常的に行うことで、工程ごとのKPIだけではなく工程内部の細かなKPI成果からの改善を行いたいと感じるはずです。

    マーケティング予算管理シートには、各工程のシートが存在しています。
    そのシートにはより粒度の細かい詳細KPIの例が用意されています。

    確認後はマーケティング予算管理シートで実績を管理し、より詳細なボトルネックの特定・改善につなげていきましょう。

    STEP05. KPI目標の改善PDCAを実施する